下肢静脈瘤治療体験談

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体験談1
「血管内レーザー治療」と「ストリッピング手術」の違いにビックリ!
S・Wさん(男性・38歳)

私が足の血管の異常に気がついたのは26歳の夏のことでした。その日は朝からたいへん暑い日で、半ズボンをはいていた私に向かって父親が驚いたように言ったのです。

「おまえ、その足はどうしたんだ。血管がふくらんでいるぞ。何か悪い病気かもしれないから、すぐに病院で診てもらってこい」

あわてて足を見てみると、ふくらはぎの後ろ側の血管が太くボコボコと浮き上がっていました。
ふだんは長いズボンをはいているせいか、私自身も気づいていなかったのです。市内の総合病院へ行くと、
「これは下肢静脈瘤という病気です。若い男性にはめずらしいのですが、おそらく体質的なものでしょう。体質的に足の静脈血管が弱いことが考えられますから、できるだけ早く血管を取る手術をしたほうがいいでしょう」
という診断でした。

検査の結果、右足だけでなく、左足の静脈でも逆流が起こっているのがわかりました。
ただし左足は程度が軽いので、とりあえず右足の血管を取り除く手術を受けることになりました。

全身麻酔で受けた「ストリッピング手術」は5時間近くかかり、手術後の痛みも強く、大変つらいものでした。
入院期間は2週間と長く、事前の検査入院も含めてかなり長期間仕事を休まなければならず、たいへん困った記憶があります。

それから10年以上が過ぎ、左足の血管もしだいにふくらんできて、足をぶつけたら破裂するのではないかと不安になるほど大きな血管コブもできてきました。

そんな折、入院しないで受けられる下肢静脈瘤の最新手術があるという話を知人から聞いたのです。いずれ治療を受けなければと考えていたので、知人に教えてもらった「東京血管外科クリニック」を受診してみることにしました。

「東京血管外科クリニック」で説明された最新の下肢静脈瘤の治療法は、以前受けたストリッピング手術とまったく違い、驚くことばかりでした。 どんなふうに違っていたかというと(カッコ内がストリッピング手術)

こんなに違うなんて!
  • 1.検査が簡単(検査入院して血管造影や動脈採血検査などを受けた)。
  • 2.入院しないで日帰りで受けられる(2週間入院した)。
  • 3.足だけの局所麻酔で治療できる(全身麻酔だった)。
  • 4.手術時間は30分(5時間かかった)。
  • 5.治療後の痛みがほとんどない(痛みでベッドから下りられなかった)。

このような治療なら、ぜひ受けてみようという気持ちになりました。

当日、予約時間に行くと、すぐに足に局所麻酔の注射をして、感覚がなくなったところで血管にレーザーファイバーが挿入され、血液の逆流を止める治療が行われました。
30分ほどで終わり、しばらく休んだのち窓口で治療費を払って帰宅したのですが、「日帰り手術」という言葉も大袈裟なくらいラクだったというのが実感です。

血管内レーザー治療後は、あれほど大きく盛り上がっていた血管のコブがきれいに消えました。クネクネと青黒く見えていた血管もまったく見えなくなりました。

それまでは、夜になると足がだるくてたまらず、寝つけないこともあったのですが、治療後は足のだるさもまったくなくなり、長く歩いても足が痛くなることもありません。足をぶつけないようにいつも注意している必要がないのもうれしいですね。

ストリッピング手術と、血管内レーザー治療の両方を経験した私ですが、同じ下肢静脈瘤の治療法でこれほど違いがあるのかと心底ビックリしています。

下肢静脈瘤で悩んでいる方に、治療を受けるなら絶対に血管内レーザー治療を選んでほしいと思い、私の体験をお話しすることにしました。

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